長野旅行・出発準備
数日前、長野に行くにはきっとあずさ2号に乗ればいいのだろうと友人に確認したところ、たしかにあずさでいいと言う。2号というのは歌だけのことだったのか友人のメールには2号という文字はなかった。ゴールデンウイーク中だし混むだろうから事前にチケットを取っておけと言われた。
旅行出発の数日前にちょうど池袋に行く用事があったので、池袋のJRのオフィスであずさのチケットを予約した。友人からは9時台の電車に乗るよう言われていたので、9時台のチケットをくださいといったところ、あっさりと「午前中の指定席はもうありません」と言われた。
仕方なく自由席を買ったところ、驚くことに2人で1万円ちょっとと言うではないか!普段JRで遠出をすることのない私たちには、その値段は寝耳に水であった。なんでもないふりを装いながらお金を払う私。たまたまその日は1万円以上持っていたから良かったものの、内心ドキドキの私であった。もしかしたら指定席がなくてよかったのかもしれない。あとで友人に聞いたところ、指定席は一人8000円くらいするらしいから。
そして当日の5月3日、新宿を9時28分に出るあずさ75号(私は長野行きの特急はみなあずさ2号というのかと思っていた)に乗るため、自宅を7時半頃出た。これなら新宿に8時30分には着くだろう。1時間くらい前から並べば自由席の席も取れるに違いないと思ってだ。
前日、私の看護師仲間が家に遊びに来ていて夜中まで飲んでいたため、やや二日酔いの気分で家を出発!余りご飯でおにぎりだけは作ってきた。あずさの席が取れたらゆっくりそのおにぎりを電車の中で食べよう。やっぱり旅は始まりが一番ワクワクして楽しい。これからどんなにきれいな景色が見られるのだろう、どんなおいしいものが食べられるのだろう、そう考えるだけで期待がいっぱいに膨らむ。信州が私を待っている〜、と心が高まり新宿に向かった。
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