山梨の小淵沢駅に到着
9時15分頃になってやっと車両が入ってきた。
やっと席に座ってゆっくりできる。無事に乗り込み席も確保♪乗ってみたら喫煙席でかなりがっかりしたが、席がないよりはずっとまし。席を取ってから夫に禁煙席で空いている席がないか見に行ってもらったが、残念ながらそこまで運は良くなかったみたいだ。まあ仕方ない。これだけでも運がいいと思わなければ。
こうして無事に乗り込み、発車前に早くもお弁当を広げる私たち。朝早く出てきたのでおなかがすいて仕方なかったのだ。手作りのおにぎりと売店で買ったゆで卵をあっという間に平らげてしまい、早くも出発前に食事は終わってしまったのであった。
ゴールデンウイークにふさわしく、とても天気が良い。電車の中から眺める外の景色はきらきら輝いて見えた。東京は相変わらず家が多くぎっしりだ。でも今日は空が青くて広く感じる。それに中央線にはめったに乗らない私にとって、中央線沿線の景色も珍しく子どものように外を眺めていた。
途中までは、「今吉祥寺だ」「今立川だ」などとはしゃいで景色を見ていたが、八王子あたりから記憶が薄れ、いつのまにかぐっすり眠っていた。夕べ飲みすぎたせいもあり、八王子から先はほとんど眠って過ごしてしまった。
途中、ふと目を覚まし窓の外を見ると、景色はまったく変わっていた。山が近くに迫っており、緑がまぶしいくらいだ。5月の初夏のような陽射しを浴びて、信じられないくらい空と山々の緑が美しかった。「うわ〜、きれい!今どこだろう?山梨かな」と話しているうちにまた睡魔が襲ってきた。そしてあっという間に再び眠りの世界へ。
次に目が覚めた時は、目的地の小淵沢という駅に近づいていた。ここはまだ山梨らしいが、友人がこの駅まで迎えに来てくれているのだ。目的地近くで目が覚めた時には、また景色が変わっていた。山はそれほど近くはないが、遠くに見える山々が明らかに高くなってきていて、さらに遠くにはアルプスのような雪山が見える。
いよいよ信州に来たという感じが出てきた。しかも山々の後ろには、美しい真っ白の富士山まで見えるではないか!!興奮しながら私たち二人は小淵沢の駅で降りるのであった。
それにしても富士山を見ると、何だかとても得した気分になるのは私だけだろうか。東京でも天気が良い時など場所によっては遠くに富士山が見える時がある。すると「あっ!富士山だ!!」と必ず言ってしまう(子どもの頃となんら変わっていない私)。小淵沢まで来ていつもよりちょっと大きい富士山が見えて、さらに嬉しくなってしまう私であった。やっぱり霊峰といわれるだけあり、やっぱり特別な山なのかもしれない。
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