石遊の湯:たび猫の長野旅行記

石遊の湯

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さて、アイスも食べたので、高原をあとにすることにした。車は美しい山道をくねくね進み、途中林の中に別荘がたくさん点在するところも通った。友人に聞いたら、中古の別荘ならけっこう安く買えるところもあるらしい。東京の家の値段にくらべれば、驚くほど安いものがあるのだ。思わず本気で将来別荘を購入を検討しようかと思ったほどであった(そんなうまい話ばかりではないのだろうが)。

 

途中に湧き水というのかおいしい水がくめるところがあった。わざわざくみに来る人もいるらしい。そういえば水のおいしさというのは、コーヒーやお茶など加工した時にそのおいしさが際立つというのを聞いたことがある。水がきれいであろう信州でコーヒーを飲んだらおいしいんだろうなとふと思った。

 

いつのまにか車は高原がある山々を下り、ふもとらしき所まで降りてきていた。夕方近くになっていたので、今度は温泉に連れて行ってくれるという。その温泉は、友人が道を間違えて偶然見つけた温泉らしい。小さくて地元の人が多いのだが、最近はガイドブックにも載るようになって少しずつ有名になってきているのだという。

 

その温泉は、かなり狭い道を入っていったちょっと辺鄙なところにあった。よくこんなところまで間違えて入ってきたもんだ、というようなところだ。これではガイドブックに載っていない限り、地元の人しかわからないだろうなーって思った。

 

そこは“石遊の湯”(これで“いしやす”と読む)という温泉だった。

 

 

 

温泉はとても小さな建物で、本当に温泉しかなさそうだ。駐車場と温泉の建物の間に小川が流れていて、とてもきれいな水と勢いの良いせせらぎが、なんともいえない良い雰囲気を作っていた。なぜだかその小川は私に、昔大好きだった“赤毛のアン”の世界を思い出させたのであった(こんな風に思うのは多分私だけだろう)。

 

温泉に入りたいと言いながら、バスタオルやタオル類をまったく持たずに来たのんきな私たちみたいなお客のために、石遊の湯ではバスタオルとタオルも売っていた。バスタオル500円、タオル200円。入場料は500円。とっても安い♪

 

友人と夫は男湯へ、もちろん私は女湯へ、1時間後に温泉の前で待ち合わせをして別れた。

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